2020-03-06 第201回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
家庭におけるICTの整備状況について、文部科学省として網羅的に行っている調査はございませんが、二〇一八年に十五歳の高校生を対象に抽出で行われましたOECD生徒の学習到達度調査によると、これはノートパソコンでございますが、自宅にある生徒の割合は、OECD平均の八三・八%に対して、日本は六七・七%、約七〇%となっております。
家庭におけるICTの整備状況について、文部科学省として網羅的に行っている調査はございませんが、二〇一八年に十五歳の高校生を対象に抽出で行われましたOECD生徒の学習到達度調査によると、これはノートパソコンでございますが、自宅にある生徒の割合は、OECD平均の八三・八%に対して、日本は六七・七%、約七〇%となっております。
昨年、発表されたOECD生徒の学習到達度調査の結果によると、我が国は、読解力、科学的リテラシーの分野において調査開始以来初めてOECD諸国中トップに、数学的リテラシーもOECD諸国中二位になるなど、過去最高の結果となりました。さらに、OECD国際成人力調査でも、読解力と数的思考力について参加した国と地域のうちトップの成績となりました。
大臣も所信表明の中で、OECD生徒の学習到達度調査の結果、これは非常にすばらしい結果が出て評価をしておりましたけれども、そういった物差しだけで学力を判断していいのか、そういう時代がいつまでも続くのか。教育は国家百年の大計でありますけれども、もう秒進分歩の時代に入っているわけですよね。十年一日のような教育をやっていたら、これは世界に伍していけないわけです。
昨年発表されたOECD生徒の学習到達度調査の結果によると、我が国は、読解力、科学的リテラシーの分野において調査開始以来初めてOECD諸国中トップに、数学的リテラシーもOECD諸国中二位になるなど、過去最高の結果となりました。さらに、OECD国際成人力調査でも、読解力と数的思考力について、参加した国と地域のうちトップの成績となりました。
もう一方で、習熟度別指導をやめるなど、教育における競争主義を改めたフィンランドは、資料にあるPISA、OECD「生徒の学習到達調査」二〇〇三年のデータにあるように、様々な点でトップクラスの学力を示しています。このことは、競争を強めることが必ずしも学力の向上につながるとは限らないということを意味しています。その点で、政府法案の能力主義、競争主義の強化につながる文言には大きな問題があります。
OECD・生徒の学習到達度調査というものが行われる予定でございますが、そこで読解についてのリテラシー、数学についてのリテラシー、科学的知識についてのリテラシーの調査が行われることになります。その予備的段階の結果が既にわかっておりまして、日本の高校生の成績はかなりよかったと私は認識いたしておりますが、そこでこの詳細をお教え賜りたいと思います。